雨のウラジヴォストーク
サハリン島を後にして国内線でウラジヴォストークへ渡る。空港から市街へは乗合バスが出ているのだが、これが乗客に対して圧倒的に足りない。空港からの鉄道(アエロエクスプレス)も出ているのだが本数が少なく、立ち往生している客が30人ほどいた。
タクシーの運ちゃんが引っ切りなしに営業をかけてくる。これは事前調べでバスの3倍近く掛かるので、断った。暫く様子を見ていると、運ちゃんは3人連れの韓国人女性と商談を成立させ、さらに私にも営業をかけてきた。「全部込みで1000ルーブルでいいよ!荷物ももちろん込みだよ!」との事なので、それならばと手を打った。運ちゃんから見れば一往復2000ルーブル以上のおいしい仕事になり、我々は当てにならないバスを小雨の中待たなくて良かったのでお互いありがたい話となった。
トヨタのバンで飛ばして1時間。無事市街の民泊に着く。
土砂降りのウラジヴォストーク
あまりに酷い雨だ。
片言のロシア語を使って薬屋で風邪薬を、スーパーでパンツェッタとトマトとニンニクと玉ねぎ等を手に入れ、(スーパーマーケットでは肉は店員に頼んでショーケースから出してもらわないとレジにもっていけなかった。)大雨の時間は民泊に閉じこもっていた。
サハリンやウラジヴォストークのアパートは写真のようにベランダのようなサンルームのようなエリアがあり、洗濯物を干したり景色を眺めてぼーっとしたりができる。私はこのような空間を『偉業スペース』と読んでいる。なぜそう呼ぶのかはまた機会があればお話しようと思う。
今回主に各所の偉業スペースや飛行機内で獲得したのが以下の釣果である。
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スヴェトランスカヤ通り 鉄道(空港方面)
軍事栄光都市の石碑とアンドレイ教会
雨がマシになってきたところで市内に繰り出す。日本に一番近いヨーロッパとのキャッチフレーズ通り、洒落た街並みの通りを往く。3枚目はロシア正教の教会。玉葱型の尖塔が特徴的だ。
ホールの前の椅子。5オクターブくらいあります。 チケット。500ルーブル ホール内部
メインイベントは声楽コンサート。スヴェトランスカヤ通りに面したプリモルスカヤ・フィラルモ二ヤ・コンサートホール。ソプラノ3名、テノール1名、バス1名のジョイントコンサート。ピアニストはロシア名誉音楽家、燻銀の老先生。楽しく聞かせていただきました。
夜は夜景を見ながら、カニやらホタテやらで一杯。民泊だとオーブンが使えたりしていいですね。
ウラジヴォストークは雨だったこともありやはり真夏とは思えないほど涼しかった。見所はもっと沢山あるので是非再訪したい。
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