クレ読みワンダー。

本当はOp81-aの分析の続きをどんどんやらなきゃいけないのですが、来週末にキーボード弾かなきゃいけないとか、再来週にサハリンに旅行するとか、帰国後大事な合わせがあるとかで、出来てないです。。。

ところで来週都内某所でStevie WonderのDo I Doという曲を弾くことになっています。原曲がH-durでこれだと他の演奏者がやりづらいということなのでC-durに上げて弾くとお達しがありました。

メンドくさいからmusescoreあたりで譜面探してアプリで半音あげてやれと思っていたのですが、ありません。こんなときに2つ方法があります。

方法1
今後も同じことが求められることもあるだろう。手書きか、楽譜作成ソフトにC-durで打ち込もう!(体育会系的思考)

方法2
クレフ読み使って読みかえよう。(エンジニア的思考)

方法1をやってる時間はありません。ただでさえ、教室のこと、マーケティングのこと、サハリンのことなど色々あるわけで…というわけでクレフ読みします。

クレフ読みとハ音記号の世界

ト音記号、アルト記号、メゾソプラノ記号対応表

ト音記号はソの位置を表す記号ですが、世の中にはハ音記号(C-clef)というのがあります。読んで字のごとくハ音(ド)の位置を表した記号で、上と下に向いたヒゲみたいな形の真ん中がドです。
楽器や声部によっていくらか種類があります。今回登場するのは第3線上にハ音が来るアルト記号と第2線上にハ音が来るメゾ・ソプラノ記号です。

Step1 譜面を読むのに使う音部記号を決める

Do I Do by Stevie Wonder

上が問題の楽譜です。H-durをC-durにするのだから、短2度上の音に読み替えればいいわけです。
言い換えれば、元の楽譜のシの音をドと読むような音部記号を使えばOKということですよね。(そういうことですかね?どうなんですかね?)
ト音記号のシの音は第3線上にあるので、これをドと読むにはアルト記号を使えばいいわけです。ですので大譜表の上段に赤でアルト記号を書きました。C-durに調号はいらないから、これは全部無視します。
また大譜表の下は第2線のシの音をドと読むためにメゾ・ソプラノ記号を使います。

Step 2 臨時記号を書き換える。

今回は調号が全部消えたのでやりやすいですね。次に臨時記号を見ていきましょう。1段目の最終小節のHの音はよくわかりません。元々いらない記号なので無視します。
同じ小節の下段、
元々ト音記号で
fisがナチュラルで半音下げられてfになっています。
だからメゾ・ソプラノ記号で読むときは
gが半音下げられてgesになると読みたいです。

ですから、ナチュラルをフラットに変えてしまいます。

同様に2段目最初の小節の右手のナチュラルを考えてみましょう。
 ト音記号のdisにナチュラルがついてdになる。
→アルト記号のeにフラットがついてesになる。
だからここもフラットに直します。

以下同じように臨時記号を変えてしまい、読みやすくします。

ほ〜らできたでしょ?

いや、できねーよ。という方が多いと思います。普段ハ音記号とか使わない人には難しいですよね。ただ、便利なのでハ音記号は読めるようにしておくといいですよ。
身近な楽器ではヴィオラがハ音記号で書かれています!

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クレ読みワンダー入門編A-minor→C-minor
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