リモートついに合唱完成!
7月に計画を動かし始め、だいぶ時間がかかりましたが先日やっとリモート合唱作品が完成しました!
今回のプロジェクトを通して、技術的・運営的に多くのことを学びました。
・メンバー内の情報共有やコミュニケーションの方法と問題点。
・どうすれば楽曲の細かい表情をつけていくことができそうか。
・ガイドメロディの作り方が各自の収録成果物にどんな影響を与えるか。
・収録環境を整えてもらう方法、課題。
・編集などの細かい技術的問題。
これらを活かして、今後この事業を継続させるべく動いています。できればフォーレのレクイエム、全曲コンプリートしたいです。
なお、今回のリモート合唱作成にあたって歌手の下村将太さん、柏井優さんにご協力・ご指導いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
演奏情報
レクイエム ニ短調(作品49)より
第6曲「Libera me」
作曲:G. フォーレ
ソロ:下村将太
オルガン:藤原野枝
指導・男声リード:山口剛士
合唱団:リモ・コア(remo choir)
【ソプラノ】 funya/こじひさ/遠間江里/まるこ/yukkie
【アルト】 じゅんじゅん/宮城幸奈/原真知子
【テノール】 柿崎亮/須藤大全/引間哲生/黒山羊先生
【バス】 山口剛士/亀井孝恭/髙橋悠之輔
協賛
CreativePot音楽教室
美食彩えごた
楽曲の紹介
本曲はガブリエル・フォーレ(1845〜1924)によって書かれたレクイエムの第6曲。本来のミサには本曲“Libera me”という部分は含まれておらず、ミサの終わったあとの赦祷式の文が歌われる。
ニ短調、三部形式。2/2拍子、低音オスティナートの中から浮かび上がるバリトンソロによって曲は展開し、神の怒りの日を恐れるコーラスが6/4拍子の中間部を先導する。楽曲全体にはレクイエムに含まれるはずの『怒りの日』の楽章はないが、ここ中間部では『怒りの日』について歌われる。色彩感溢れる和声によって展開したのち、曲は2/2拍子に戻り、ここから冒頭バリトンソロの旋律は合唱によってユニゾンで歌われる。
本プロジェクト(リモート合唱)について
このプロジェクトは新型コロナウィルスの流行を契機として始まった“集まらない合唱団”の試作となった。本プロジェクトの目的は下記の通り。
- 合唱愛好者に、集まらないで一つの作品を作り上げる機会を創出する。
- 演奏会などができない社会情況に際して、プロの音楽家の活躍の場所を創出する。
- 地域や自治体のCMのプラットフォームを作成し、合唱の新しいモデルを作り上げる。
今回のプロジェクトの成果をもとに、新しい文化活動事業のモデルを構築し、継続していきたいと思います。
本プロジェクトにご興味のある方は、下記アドレスまでご連絡ください。
これまでの経緯など
Libera me リモート合唱(6月末) https://creativepot.jp/2020/06/30/libera-me-remote/
Libera me リモート合唱途中経過(7月) https://creativepot.jp/2020/07/31/libera-me-remote2/
リモート合唱途中経過(10月) https://creativepot.jp/2020/10/14/remote2/
リモ・コア(remo choir)YOUTUBEチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCJsMPfyQqhuevaDjD2nKfgA
Profile
下村将太(テノール)
東京学芸大学卒業及び、同大学院修了。
これまでにオペラでは『椿姫』アルフレード、『カルメン』ドン・ホセ、『こうもり』アイゼンシュタイン等の役を演じる。他にも『第九』のソリストや『放蕩息子』のアザエル役を歌うなど、コンサートソリストとしても活躍。
2020年2月二期会『椿姫』にガストン役で出演、大舞台へのデビューを飾り今後の活躍が期待される。
また近年では合唱指導・指揮も数多く務め、活躍の場を広げている。
二期会準会員。静岡室内歌劇場会員。
藤原野枝(オルガン)
教会オルガニストとして10代の頃より礼拝奏楽に携わる。
2014年3月Ensemble Cradle 第1回演奏会においてラインベルガー作曲「ミサ ホ長調 op. 192」(土崎譲指揮、於三鷹聖マーガレット教会、全曲演奏本邦初)のパイプオルガン伴奏を担う。
オルガン、教会音楽に留まらず、コーラスグループ「ワセゴス」、音楽ユニット「Shinjuku banquet 」、原真知子名義でのYouTubeチャンネルなど幅広く活動している。
兵庫県宝塚市出身、早稲田大学第一文学部社会学専修卒
“リモートついに合唱完成!” に対して2件のコメントがあります。